日銀総裁「白川方明」さん

2009年3月18日 (水)

日銀は、1兆円の劣後ローンを都市銀行に注入します ’09・3・18

 日銀は世界で初の行動にでました。

 劣後ローンは借り入れ側が、資本組入れが可能な資金です。これを、都市銀行に対し3月年度末をにらんで、注入する方針を決めました。新聞は、安定性を最重要視される日銀が、返済が懸念され損失リスクが高いローンの設定に警鐘を発しています。日銀の財務内容が”痛む”との懸念です。

 最近の新聞をよく読ませていただいたお陰で、ウォーニングさえ発していれば良いとの立場で、記事が発せられるという理解が出来るようになりました。これを踏まえたうえで、脚長おじさんは、あらためて、日本の銀行が世界と比較してみて、財務内容的には痛みかたが少ないことを実感しました。世界は政府・中央銀行があたふたとするのは、肝心の国内の主要銀行が破綻さえしかねない懸念があるからの行動です。

 今都市銀行を資本注入(劣後ローンは同じようにカウントされる)で助けることは、銀行の貸し出し余力を高め、国内の資金流動性を高め、景気を下支えする強い効果が期待されます。

 中央銀行は、現下の金融政策の妥当性を、最低でも2年後でないと確認できないといわれています。目下の緊急課題は国内景気の下支えです、もっと短期的な見通しを持って対応されていると思います。いずれにしても、先の見通しを踏まえて、直ちに足元の政策を決定せねばならない。しかも、政策決定の過程まで公表しながら。

 ご苦労様です。引き続き日本経済の”縁の下”で、サポートをお願いします。

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2009年2月20日 (金)

日銀総裁白川方明さん ’09・2・19政策決定会合後の記者会見

 白川方明さんの記者会見を久し振りに投稿します。

 脚長おじさんは、ずいぶんと力のこもったコメントを連発されていると感じました。まだまだ、難局が続きます。頼りにしています。

 前置きがながくなりますが、別項で日銀の施策についての脚長おじさん考を挙げます。

●今回の新聞見出しは、「社債1兆円買取り」です。

・金融市場調節では、0.1%を維持する。全員一致。

・企業向け金融支援策特別オペの継続・強化。企業の安心感を確保する。

・3月はじめから、社債(残存期間1年以内)の買い入れを開始する。1兆円。

・CP買取などの各種時限措置を9月末まで延長する。

    以上、企業向けの措置。

・米ドルの資金供給継続する。

・日銀への当座預金金利付与0.1%、10月末まで継続する。

●景気見通しについてのコメント。

・1~3月、4~6月のGDPの見通しについては、白川さん自身は厳しいと予想している。(私自身はなどという言葉は、初の表現です)

・2010年度まで、厳しい見通しであるとしながら、まだまだ不確実性が高い。(これも長期的な見方を発言するが、初めてだと思います)

・企業金融や、金融機関の貸出余力拡大の努力を続ける。どのような、政策対応が良いか常に考える。

●中川前財政・金融担当大臣辞任について。

・本会合では、日本経済の現状を話し、世界が保護主義の台頭を防ぐ必要があると大変強く主張された。これ以上のコメントは控える。

◎脚長おじさん;財政(政治)の対策が機能しないまま、金融の舵取りをする日銀が、孤軍奮闘する形となっている。マスコミは、日銀が発する言葉が非常に多い。しかも、議論の少数意見まで公表する。マスコミが書ける記事が多くなる。しかも見方が、常に短期の効用に力点を置いたものが多い。日銀の取るアクションの内容が、やむを得ず財政が行うべきことに近寄る。

 此処から先は、別稿に述べます。

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2009年2月 6日 (金)

日銀総裁「白川方明」さん 1兆円株式買取表明後の記者会見 ’09・2・4

  久し振りに、日銀総裁「白川方明」さんの、記者会見からです。

  目下、日銀は'09年3月年度末の金融機関の資金繰りに対応するべく、いろいろと手を打っています。世界の金融機関が、落ち着いた状況にないように思えます。肝心要のアメリカは、大手銀行の国有化まで進むのかとさえ、厳しい認識が出ています。応手各国も引き続き政府の直接財政出動・民間企業への出資など落ち着きがみられません。かかる世界の金融情勢をにらみながら、逐次日銀は手を打っています。

記者会見の前に整理しておきます。

①CPの買取(3月末までの時限措置)。総額3000億円。ほぼ満額実行。銀行が保有する企業のコマーシャル・ペーパーの買い上げで、銀行の融資余力の拡大。

 社債・CPを含めた"円”資金の供給につき、企業金融支援特別オペレーション(紙上公開操作)を続ける。③の"ドル”資金供給も同じ。

②順序は後先になりますが、日銀の当座預金残高は1月末に5年ぶりの高い伸びを示した。なんと、41.8%前年比増加。

 これは、市中の動揺を抑えようと大量の資金注入を繰り返している証と捉えられている。

③”ドル”資金供給も、世界の中央銀行と歩調を合わせて、4月末までとしていた時限措置を、延長する。

 世界主要14中央銀行の”ドル"供給残高(アメリカFRBは除く)は、約4700億ドル(約42兆円)。日銀は845億ドル(約7兆6000億円)。

④銀行保有株式の買取再開。上限1兆円。(政府は20兆円の買取を進める法案を提出中。成立が遅れており、法案成立が3月中旬まで遅れる見込み)

 この買取再開についても、年度末をにらんだ銀行の貸し渋り懸念の解消をにらんだと論評されている。

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●2月3日、株式買取再開決定後の、日銀総裁「白川方明」さんの記者会見要旨。

「国内の金融機関にとって、株式保有リスクへの対応が究めて重要な対策だ。このリスク削減努力を支援し、金融システムの安定確保を図るため、年度末を控えたこの時機に再開することを、妥当と考えた。一種の安全弁の役割を果たすものだ」

「株価対策の意味合いは無い」

「国際金融資本市場の動きが、米欧で不安感が高まり、強い緊張感をみせている。そうした状況で年度末が近づき、この決定をした」

「信用仲介をする金融機関のリスクを見ると、株価変動リスクが最も大きい。是正されていくべきだと思っている」

「政府から要請を受けたわけではない」

「政府紙幣の発行は、通貨への信任が害される恐れがある。非常に慎重な考慮を要する」

◎脚長おじさん;最後の政府通貨の話は、別稿に挙げます。

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2009年1月22日 (木)

日銀総裁白川方明さん ’09年1月22日記者会見

   日銀総裁「白川方明」さん、政策決定会議後の記者会見

   ‘09年度の経済成長率見通し、戦後初の大幅マイナス2.0%

    ・・‘09・1・22 テレビニュースから

  1月21日〜22日の会議後の会見です。政府、民間各アナリストに先駆け、マイナス2.0%と当初予測プラス0.6%から大きく下方修正しました。

  日本を代表する企業群が、次々‘09年3月期決算見通しの下方修正し、しかも大幅な赤字を予測しています。これに続く’09年度も引き続き、厳しい情勢が続くとの認識のもと、予測を公表しました。

  目先の、3月期決算対策の金融支援策、資金供給の手段の拡大(CPの買取を3兆円)に加え、中央銀行として異例続きのリスク資産である、社債の買取も実行する準備に入ると公表した。

    金融機関の劣悪な資産の買取など、当面の課題を内包しています。

  このような、厳しい景気見通しを公表せざるを得ない背景に、思いを致さざるを得ません。政治は景気浮揚策の実行に、手間取っています。喫緊の課題であるはずの景気対策どころか、今年任期切れとなる衆院選挙のことばかりにかまけています。‘11年度(2年先)に消費税増税の扱いをどうするかばかりでした。政治の議論は何かピントが合っていない。日銀が厳しい認識を敢えてだすことに、金融当局の苛立ちを示したのか。また、日銀が次に打ち出す景気刺激のための新たな金融手段の前触れとしたのか。

  

  日銀のアナウンスに、当面の厳しさを痛感させられます。

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2008年12月20日 (土)

日銀総裁白川方明さん 金融政策決定会議後の記者会見です

  新聞は、自分の言葉に置き換えて、記事を作ります。

  しかし、日銀総裁の発言を、別に詳しく掲載していることと比べて読み取ると、齟齬があるように思います。この投稿は、総裁の記者会見記事を出来るだけ忠実にブリーフィングします。と言っても同じ日経紙ですがね。

●先ず総裁の冒頭発言から。

  12月19日の金融政策決定会議では、”金融市場調節方針”の変更などの決定を行った。誘導金利を0.1%(0.2%引き下げ)。

  さらに、追加手段として、長期国債の買い入れ(資金を供給)を月間1.2兆円から1.4兆円に増額する。民間企業債務を用いた新たな資金供給オペを来年1月8日より実施する。

  次に、時限的にコマーシャルペーパー(CP)の買い切りを行う。企業金融にかかるその他の金融商品についても対応を検討する。

  これらの措置は、結果的に個別企業の信用リスクを負担することになる点で、中央銀行として異例のものだ。

{・・・◎脚長おじさん;この異例さを、マスコミは認識しているのですか。アメリカ議会がビッグスリーへの融資を議論していますが、同じことですよ。企業への直接融資出資は、政治的な行動ではありませんか。政治的であれば、政府の仕事です。日銀ではありません。  これ、蛇足ですね。・・・}

  景気の現状認識について、不確実性は高まっている。下振れリスクに注意する局面である。金融情勢は、各国の政府中央銀行による対策を受けて、短期市場は全体として、強い緊張状態にある。国内も金融面から実体経済への下押し圧力が高まる可能性がある。

  中央銀行がなしうる最大限の貢献をしていく。

●量的緩和について、米国FRBでは、市場金利を出来るだけゼロに近づけるという決定は行われていない。かって、日本銀行が行ったような、当座預金に目標を設けて流動性を拡大し、マクロ的な景気刺激策を狙う手法は取られていない。

 今回米国、日本銀行とも、そういう意味での量的緩和を採用していない。

●0.1%とした理由。短期金融市場機能を維持するため。

●CPの買い入れは、損失リスクを負担するので、最終的に国庫への納入金が減少することを意味する。日銀としての会計処理や、決算上の取り扱いの面で、政府との関係を含めた検討の必要がある。(こんなことをわざわざ言わねばならぬことは、異常です。先に決まり(ルール)があって措置をするのでなく、後追いでやろうということです)

   大切だと思われるところを、引き出しました。

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2008年11月22日 (土)

日銀総裁白川方明さん、金融政策決定委員会後の記者会見 ’08・11・22

  日銀総裁白川方明さん、久しぶりに紙面でお顔を拝見し安心しました。9月のリーマン破綻後2ケ月間にわたる金融危機に直面され、昼夜を問わず、また世界中を飛び回り、お疲れとは思いますが、日本の大切な”とき”です、踏ん張ってください。元気そうで良かった。

  さて、本題ですが、今日は日経紙と産経紙とを混ぜて纏めます。

●政策誘導金利(無担保翌日物金利)を0.3%に据え置く。委員8名全員一致。

10月31日の7年7ヶ月ぶりの利下げの効果を見極める構え。

●景気回復の時期について、「世界経済の減速や国際金融資本市場の動揺を踏まえると、回復への条件が整うには相応の時間を要する」と長期化の見通し。

●景気の現状について「輸出の現状などから、停滞色が強まっており、当面こうした状態が続く可能性が高い」。

●先行きについて「やや長い目で見れば、物価安定のもとで持続的な成長経路に復していく可能性が相対的に高い」と従来の見方を維持した。一方で「こうした見通しに関する不確実性は高い」とも語り、景気後退が長引くことの警戒感をしめした。

●国内の金融資本市場について、「大企業の資金調達環境が悪化している」と懸念を表明し、資金繰り支援に万全を期す。

●国内の物価について、原油などの国際商品市況が一段と下落したり、景気が想定より悪化する下振れリスクが顕在化した場合は「物価上昇率が一段と下落する可能性があり」と指摘。

◎脚長おじさん;両紙を見合わせて、バランスが取れました。以上。

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2008年10月31日 (金)

日銀は政策誘導金利を、0.2%引き下げ、7年半ぶり ’08・10・31

  テレビから、日銀白川方明総裁が緊急記者会見し、今日の会議の決定事項を発表した。

  0.2%の引き下げです。

  微妙な数字をだしたものと、感心しています。過去こんな利下げは見たことがない。(と思う)

  日銀は、国内の景気動向を見守りながら、国内要因だけをみれば、景気は下振れするリスクは、少ないといい続けてきました。

  このたびの引き下げは、あくまで国外からの要因によるものです。国内の景気が悪化していると、企業の決算発表を通じて声が大きくなっています。勿論政府は第二次補正予算(金融危機対応が第二次、第一次は発生以前)を作り大慌てです。政府の対策は、ばら撒きの極地にて、”施し”が真の世直しに繋がることは難しいと思います。理由はただ一つ、緩急非難という論理でしょう。

  日銀は、金融政策という局面での判断を迫られました。

  日本の公定歩合(昔流で言います)は、相変わらず世界最低レベルを維持し続けています。危機状態にあるアメリカでさえ、度々の下げでようやく1.0%です。まだ日本よりも高い。世界的に見ても、低いレベルを敢えて下げたくない。

  脚長おじさんは、日銀政策委員9名が、議長を除くと4対4同数で、引き下げ幅の論議が紛糾したと伝わったことを受けて、世界の中の日本ですから、協調はした引き下げは、止むを得ないのかなと思います。

  正直引き下げ前の0.5%というのは、もともとただ同然です。銀行も企業も、こんなに優遇されているのです。NHKさんもコメントで個人の話を出しました。いいことです。住宅ローンは組みやすくなる。貯金金利は下がる。両方をコメントしていました。それでも、こんなに低い金利は世界的に見ても最優遇です。もう一度言います、銀行・企業・個人(個人は全体として借り貸し両建てで?)は今でも最優遇されて居るのです。本当のところ下げたくなかったです。

  それほど、0.2%引き下げという数字は微妙です。

  

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日銀は異例の資金吸収、30日一日で3回、計2兆2千億円

  いつもながら、信用通貨”円”の動向を注視してもらっています。

  結果、一日の間で計3回、2兆2千億円の資金吸い上げです。

  金利動向をにらんでということですが、あくまでも、余分なお金はいつまでも放置すると、オーバーにいうとバブルの種になります。日々ご苦労なことです。また、景気対策など政府との連動、世界との連動と、激動の世の中にあって、金融当局の力を存分に発揮してください。

  

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2008年10月21日 (火)

日銀総裁「白川方明」さん、国内支店長会議で冒頭挨拶 景気停滞続く ’08・10・20日経夕刊

   堅い話の冒頭に、脚長おじさんの勝手な思い。

   此処ずうっと密かに感じていることですが、今日申し上げます。以下作文。

   白川さんには、頭が上がらない”おばあちゃん”がいらして、一度こんなことを言われた。

   「方明さん、貯金のね、利息がもう少しでもあれば、孫にしてやれるんだけどね」。

   以上です。

   さて、本題に入ります。

  20日開催の定例支店長会議冒頭で、いつも通りに、いろいろとコメント。

●国内景気の先行きについて、「海外経済の減速が明確化するもとで、当面は停滞する可能性が高い」。

●国際金融市場は、「緊張感が高まっている」。「世界経済には下振れリスクがある」。米国発の金融危機が世界中に連鎖し、実態経済を下押ししつつあるとの認識を示した。

  原油価格はこのところ下落しているものの、国内では最近までの資源高・食品高が家計を圧迫し、国内需要が下振れする恐れがある。

  国内金融市場は米欧に比べて比較的安定している。ただ国際金融市場の動揺や、国内建設・不動産業の倒産の増加などを背景に「信用コストが増加傾向にある点については注意深く見ていく」。

●消費者物価上昇率は前年同期比で2%を超える水準で推移した後、徐々に低下すると予測した。「消費者のインフレ予想や企業の価格設定行動の変化など、物価の上振れリスクには注意が必要」。

◎脚長おじさん;いつも言葉をきちっと選んで、発言されておられるので、投稿する原稿にも、言葉一つ一つを確認しながらあげています。結構根気が必要です。その分集中して理解は進みますが。  

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2008年10月18日 (土)

日銀総裁白川方明さん、17日全国信用組合大会で、冒頭に挨拶 ’08・10・18日経

   アメリカ・FRB(連邦準備制度理事会)議長「バアーナンキ」さんが、17日付けの毎日紙で、{正直すぎる」とか「対話下手」とか、揶揄されていました。

   日銀総裁も、同じく金融のトップだけに。マスコミは色々と言っています。

   脚長おじさんは、白川方明さん応援団であり、ウオッチャーを自任しています。

   日本のおかれている立場と、方向性を常に念頭に置き、過去のあり方とは異なる対応を進めておられる。

   相対的に日本の金融力が世界で評価され、世界の金融の安定化局面で、今年3月には、アメリカ当局から非常時の懸念を伝えられて以降、9月のリーマン・ブラザーズ破綻に至るまで、また、その後もアメリカ(欧州にも)に対し、裏方の情報提供(日本のバブル処理情報)を通じ、感謝され、国内向けのアナウンスでは、日本の金融が安定し、かつ景気情勢についても腰をすえた(設備・労働力、これは触れていないが資金余剰{バブルの種}などが過剰ではない)コメントを発し続けておられる。

   日本の世界に於けるステイタスは、大きく変わっています。これを踏まえて、アナウンスはいつも慎重に、かつ、前向きにお話されている。

   さて、前置きが長くなりました。

   白川総裁の挨拶、経済情勢に触れ、●「世界経済が大きく下振れすれば、日本にも大きなマイナスの影響をもたらすことが懸念される」。物価に関して●「わが国ではしばらく経験してこなかった物価上昇率となっている」引き続き注視をする。

   米国の経済情勢について、●「実体経済の停滞が金融機関の資産内容の一段の悪化とさらなる信用収縮をもたらし、これがまた景気に悪影響を与えるという、金融と実体経済の負の相乗効果が生じている」

   国内の金融システムは●「全体として安定した状態を維持している」「建設・不動産業を中心とした倒産の増加を背景に、(金融機関の)信用コストは増加に「転じている」。

   今後の政策運営について、●「物価の上振れリスクが存在する中で景気の下振れリスクが高まってきており、引き続き上下双方向のリスクに注意すべき局面にある」

   国内の景気動向、しかも中長期的に見据えて、いつもと変わらぬコメントです。

  

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2008年10月16日 (木)

日銀は20営業日ぶりに、即日の資金供給を見送り 市中資金余剰 ’08・10・16日経紙 

   日銀はリーマンブラザーズ破綻後、20営業日ぶりに、短期資金の供給を見送った。

   さらに、市中の資金余剰を 15日2兆8000億円吸収した。

   資金余剰の発生は、海外の金融機関向けの各国政府の資金対策が進み、外銀間の資金が動き始めたためと見られている。

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日銀総裁白川方明さんワシントンから帰国後、記者会見 日本も新たな市場安定策 ’08・10・15付け日経紙

  ワシントンで連日の会議をこなされ、帰国されました。お疲れ様。

  この間に、国内ではさすがに政府が日銀のサポートのため、副総裁人事を決めました。こんな超多忙な時ですから、欠員の補充は当然です。民主党さんも今度は反対しないでしょう。日銀内部からの昇格人事です。

  さて、帰国後の記者会見です。

  ワシントンでの種々の合意を受けて、世界の金融安定化に協力するため、欧米に比べれば、一足遅れですが(日本の国内情勢から見れば充分だと思います)、次ぎの発表がありました。

  日銀のこのたびの施策は、肌理細かくまっており、日銀対国内銀行間で種々のやり取りがある中で、つまるところ、国債の買い上げで資金供給をしてきたものを、もっと幅を広げようというものです。内容は専門的で脚長おじさんも解説するほどのノウハウに不足しています。つまるところは資金の円滑な供給と、資金引き上げは見合すということです。

(1)国内の銀行の流動性を確保し、内容を増やす。

(2)買取条件面の緩和。

(3)年末資金越えへの資金供給。

(4)ドル供給の額の上限をはずす。

(5)日銀保有の株式の売却見合わせ。

  なお、一問一答の形式の記者とのやりとりのなかで、今後世界の協調利下げに参加するかとの質問に、

   「各国の金融政策は各国の状況に照らして運営するべきだ。政策金利を変更することが、自国の経済に照らして適切であれば変更すべきだ。私自身はあくまでも自国の経済の状況に照らして引き下げ、引き上げを判断していくという中央銀行としての原理原則を今後ともしっかりと持っていたい。」

   この間に、国内資金が余剰気味となり、連日の供給から一転して、1兆円規模の資金の引き上げをした。

◎脚長おじさんコメント;ワシントンからお帰りになり、何か自信を付けられたのか、慣れというべきか、なおさら発言が明瞭になってきたように思います。引き続きこの難局への、対峙をお願いします。

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2008年10月14日 (火)

日銀白川総裁 国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会で警鐘「世界的な景気後退に備えを まだ在アメリカでした ’08・10・14日経紙夕刊

  日銀白川方明総裁は、13日ワシントンでの、国際通貨基金と世界銀行の年次総会で演説した。ト書きの部分のみ下記します。

  金融情勢「行く手には、大きな不確実性がある」と警鐘。新興国経済も低迷が続くとして「世界的景気後退に備えるべきだ」。目下の日本政府の経済対策や、日銀のドル資金供給など、世界経済と金融の安定に向けた取り組みを紹介し、「(日銀は)経済や物価の見通しを注意深く判断し、柔軟に政策を実行していく」

  新興国経済は成長が鈍化しインフレ圧力にさらされており、政策対応が難しくなると指摘、世界的な信用収縮を背景に、「新興国への民間資金流入が、大きく減少するリスクを、増大させるおそれがある」

  IMF(国際通貨基金)に対して、新興国の金融危機対策などに資金を支援する、新型融資制度を提案し、日本が資金を拠出する用意があることをアピールした。

  10~11日G7会議、12日の20カ国会議、13日のIMF・世銀総会と連日のワシントンでの国際会議は幕を閉じた。

  この間、国内では今日14日で、19営業日連続となる短期資金1兆円の注入が行われた。

   ◎脚長おじさんコメント;日銀白川方明総裁は、目先足元の問題、国際社会において短期中長期的になすべきこと、あれやこれやと、発言の機会も増え、冷静に腰を落とした発言を繰り返しておられる。

  特に新興国問題をアピールされたのは、アメリカに向けて、円滑なドル資金供給を日銀にするよう、要請したのと同じだ思います。なにしろ担保は一杯ありますから。

  今世界中の金融関係者は、超多忙で、寝る時間も無く、引き続き高い緊張感を持って、対処し続けねばならんことが続くと思います。踏ん張ってください。

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2008年10月12日 (日)

G7財務相・中央銀行総裁会議終了後の、集合写真です 2枚とも毎日紙から ’08・10・11

G7財務相・中央銀行総裁会議終了後の、集合写真です 2枚とも毎日紙から ’08・10・11

 

これは、写真のみに留めます。

’08年10月の写真上(中川大臣初登場、右から3人目。白川総裁、右から5人目)と、前回会議下(白川総裁初登場、右から3人目)のものです。

 たまには、ノーコメントも良いですね。

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G7財務相・中央銀行総裁会議終了後の記者会見 写真は多くを語ります ’08・10・11日経紙夕刊

G7財務相・中央銀行総裁会議終了後の記者会見 写真は多くを語ります ’08・10・11日経紙夕刊

 ワシントンでの、G7財務相・中央銀行総裁会議終了後の記者会見です。

 脚長おじさんは、勝手ながら次のコピーを作りました。写真は多くを伝えてくれます。

財務・金融担当大臣中川昭一さん 「力と知」

「目の前の事態解決に集中した」

公的資金注入問題について、「近々、各国で前進があるものと確信している」

日銀総裁白川方明さん 「知と力」

金融システム全体が危機に陥るシステミックリスクの顕在化を防ぐことが大事な課題だ。大きな金融機関の破綻を防ぐという強い意志をもって臨む」

世界経済の現状認識で一致、「必要で適切な場合は財政・金融政策を発動するとの原則を確認した」

   

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2008年10月10日 (金)

日銀、引き続き”円”、”ドル”資金の供給をきめた。 ’08・10・10

  日銀は、市場への対応を緩めることなく、次々と着手し実行しています。

(1)先ず、円資金は10日に{2兆円以上(日経紙)4兆円(毎日紙)}の短期市場への資金を提供した。これで。18営業日連続です。ご苦労様。

  注、翌日の記事で4兆円を越える資金と修正あり、この金額は史上は角規模。(’08・10・11日経紙)

(2)ドル資金は、先の米・FRBとのスワップでの、1200億ドル(約12兆円)の資金を、国内へ供給する。既に、2回実施し年内更に追加措置をとる。

  日経紙によれば、ドル供給は、計8回実施の予定。  

  総裁の白川さんは、10日から、ワシントンで開催される、G7中央銀行総裁会議に出席中。ご苦労様です。アナウンスを楽しみにしています。

  

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2008年10月 9日 (木)

’08・10・8夜9時、日銀が声明、欧米6中銀が0.5%協調利下げ 日銀は歓迎

  最近、早く休んで、途中で目覚める。それで、パソコンチェックが、習いとなりつつあります。それで、成果を。

  昨夜9時前の、東京発ロイター配信記事です。(ニフテイのサイトから)

日銀は声明を発表している。

(1)FRB(米),ECB(EU)6カ国は、0.5%の利下げを行う。日銀は歓迎すると声明。

(2)日銀総裁は「当座預金(これは、短期預金)の運用など金融面の調節で、さらなる改善を指示した」。

(3)協調利下げが、世界の金融の安定確保に貢献することを期待する。

(4)日本は「政策金利が極めて低い、緩和的な基調が維持されている」。欧米に比べて「安定している」。円・ドルの積極的な供給で、市場の安定を図るようにする。

(5)「今後も各国の中銀と連絡を取り、適切な金融調節を通じ、市場の安定確保に全力を上げる」。

 腰をすえた、コメントです。脚長おじさんも”歓迎”です。

 ふと、サイトの横に目が行きました。また余計なことですが、産経紙が日銀打つ手ナシ。とコメント。??

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2008年10月 8日 (水)

日銀は今日も忙しい、円資金を17日連続で供給1.5兆円、ドル資金は年末越え分は枠(200億ドル)を全て消化

  お昼に、ラジオから流れてきました。丁度夕刊締め切り後のようです。(日経夕刊には記載ナシ)

  円資金を1.5兆円供給した。これで、営業日ベースで17日連続となりました。

  ドル資金は、夕刊から拾いましたが、200億ドル全て消化した。年末越えの資金手当に充当することで、金融機関は安心感があったのでしょう。

  米国・欧州から次々と利下げの話が入ってきています。

  以前にも、脚長おじさんは利下げはある意味、国の人々の懐(1500兆円)から、金利収入を奪うことです。勿論企業業績が駄目なら、給料は入りません。また、お金が余り過ぎると、大概は物価が上がります。(バブルは最たるものです)

  日銀は、ずっと物価は落ち着いてくるといっています。企業業績も海外の展開が関心事(いろいろなリスクがある)ですが、まだ落ち着いて見守ろうとしている。簡単に利下げとはいかないと思います。

  企業よりに考えれば、資金の調達コストは低いほうが良い。民のほうからすると、それだけでは困ります。

  目下、日本の政治家諸侯も。民の懐を充実させることに、意を用いています。短期にも長期にも。

  脚長おじさんは、短期的な、一種”ほどこし”とも取れる対策は、持続的な暮らしを支え持ち上げることに、繋がるのかと危惧します。公共事業対策で、この点はこりていると思います。

  

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日銀政策金融会議は、全員一致で金利据え置き(0.5%)決定 ’08・10・7発表

(1)金利据え置き決定。0.5%。”がたがた”しない。結構です。

(2)長い目で見て、国内物価は安定的に推移し、持続的な成長に復す力はある。

足許の原油価格の動き、国際商品である原材料価格などの触れを注目しながら、物価の上ぶれリスクは注視していく。

(3)リスク要因にも慎重に触れている。世界は金融の不安定化、物価の上昇など下ぶれリスクを持っているが、世界景気が国内へ影響をもたらすことには、注意していく。

(4)結語として、景気が一定の落ち着きを示し始めると、当面の大量の金融緩和が、インフレを加速し、バブルの再燃のリスクはある。しかし、政策的には動かない。

   アナウンスの、基本的スタンスは変わっていない。

   この世界中が揺れているときに、日銀はこのように、落ち着いた動きを示している。短期的な動きと、中長期を見据えた国内景気への配慮とが、睨みとして、変わっていない。

 (注)脚長おじさんから。この際のコメント。

  ①別稿で、話しましたが、報道(基本的に事実を正確に)と、論説(新聞社としての基本的な意見)とを、しっかりと示す。記者の個人の思いだけで簡単にコメントを発しない。ただ、有識者のコメントを仰ぎ掲載するのはまた別です。

  言い方を変えれば、食い逃げともいえるような、「だから、言っておいたでしょ」、といわんばかりの論説方針は、こんな大切なときだけに、納得がいきません。

  ②ある新聞に、円が高くなってきていることへの、コメント(中くらいの見出し)に「消去法で買われる」とありましたが、目線を挙げてまっすぐに将来を見据えてみて欲しい。今の日本の力をしっかりと確認(世界との比較ですよ)しての発言とは思えない。言葉は意識から出る。情けない表現は避けて欲しい。

  

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日銀さん、毎日お忙しいことです ’08・10・8未明

  ’08・10・7夕刊から。

  昨日今日と連日の政策運営会議中にも、短期の手当てをつぎつぎと発信。

先ず、”ドル”資金の2回目の供給、特に今回は年末資金を意識した、先の手当てについてのアナウンスです。

  今回は、200億ドルです。ちなみに、9月に実施したのは600億ドルです。このときは少し札割れがあったようです。初めてのことですから、今回は、欧州発の各種プレッシャーも勘案しての、中期的な手当ての発表と思います。

  この間、円資金も15営業日連続で、短期市場向けに1兆円供給した。

  昨日の、アナウンスをまでチェックできていない。早めに休みましたので。チェックこれからです。

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2008年10月 3日 (金)

日銀13営業日連続、円資金供給、総額”25兆4000億円 ’08・10・3毎日夕刊

   10月3日は、アメリカ議会下院で、金融安定化修正法案が採決されます。おそらく深夜近くに、ニュースが飛びこんでくるのでしょう。少し寝ておきますか。

  暢気なことを言っていますが、今日金曜日は大きなニュースが無く、静かです。嵐の前の静けさ、ではないことを祈りつつ。

  それにしても、日銀さんは粛々と、資金供給を続けています。今や総額25兆円を超しています。

  世の中が静かに見えるときに、世界の変化への対応にご苦労されていると思います。毎日紙朝刊の政治風刺漫画で、真ん中に「白川方明」さんと思しき方が座られ、横に日本の総理大臣と思われる方、後ろにアメリカの2人の大統領候補が配せられています。漫画の主人公は金融不安を前に、つぶやき「難しい問題だ」と。

  失礼をいたしました。 

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2008年9月30日 (火)

日銀は、9月16日以降10日連続(稼働日)で合計20兆円を越える資金出動 及び世界の対応現況 ’08・9・30

   円資金に加えて、ドルを1200億ドル(約12兆6千億円)を供給する。合計で、33兆円に近い資金量です。

   GNP500兆円に対しては、6.6%。

   国家予算(国債を除き、50兆円)に対しては、66%。

大変なボリュウムです。

   アメリカは、株式が指標ベースで、”777ドル”下げた。

   滅茶苦チャを言いますと、これでスロットマシーンはからっけつ。底を打って欲しいものです、無理かな。

  アメリカ政府・議会では、金融安定化法案の修正案作成に入ると報じている。アメリカさん、選挙対策(国民にツケは廻せない)という内向きで、法案に反対では世界が進めません、正念場ですよ。

  この間に、さすがにヨロッパです。EU議長国フランス「サルコジ」大統領が、日米に呼びかけて、金融安定化について年内に「新たな国際金融システムの構築のため、に緊急首脳会議の開催がひつようだ」と、関係国との調整に入る。

  EUは、英・独・仏・伊主要国、これに日本とアメリカを加える。

  それと、日本のマスコミにお願いです。

  日経紙、ニューヨーク藤井一明さんの寄稿記事でに、末尾にクリントン元アメリカ大統領が、このたびの金融問題にふれて「”中国”などからお金を借りるのは構わない」と付言しています。中国に関するこのたびの問題についての報道・論説が無さ過ぎませんか。頼りにしています。

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日銀総裁が深夜に緊急記者会見し、市場へのドル供給を大幅増へ ’08・9・30深夜テレビ及び同日朝刊から

    日銀総裁白川方明さんが、深夜に緊急記者会見」です。本当に緊張が続きます。

    「ドル供給を、倍の1200億ドルにする」、先に600億㌦を決めていた。

    ヨーロッパを中心に、ドル資金の入手困難が続き、世界の中央銀行が協調して、世界全体で6500億ドル分を市場に供給する。

    時差の関係があるから、この時間の発表としたようです。日銀のスタッフの皆さん、お気張り下さい。

次々と米国、ヨーロッパでの金融機関の激しい動きが入ってきています。

(1)米シテイが、「ワコビア」銀行(今や全米3位になっていました)を。銀行部門吸収する。今夜(29日)発表。そういえば、米地銀の倒産も伝えられていました。

(2)朝日紙夕刊(’08・9・29)から。ベルギーとオランダ両国に本社を置く、「フォルテイス」(欧州第16位の金融機関)は、ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ3カ国政府が救済、事実上の国有化をする。

   資金は、112億ユーロ(約1兆7千億円)。ベルギーが47億ユーロ、オランダは40億ユーロ、ルクセンブルグが25億ユーロを分担出資。やはり、事業拡大の過程で米サブプライムがらみの証券保有が傷を拡大。

(3)英国中堅金融機関「ブラッドフォード・アンド・ビングレー」(B&B)を一部国有化する。英国政府支出金額は40億ポンド(7600億円)、この他に預金保険制度から140億ポンド(約2兆7千億円)を預金を引き継ぐ「アビー・ナショナル」(スペイン・サンタンデール傘下)に払う。(朝日紙'08・9・30)

(4)ドイツも、不動産金融大手「ハイポ・リアル・エステート」へ緊急資金支援。政府の後押しで、民間金融機関が融資団を作り350億ユーロ(約5兆9千億円)の融資枠を確保した。(朝日紙'08・9・30)

(5)アイスランド政府は、大手金融機関「グリトニル銀行」の株式75%を取得し、国有化する。(朝日紙'08・9・30)

(6)フランス・ベルギー両政府は、世界中の地方公共団体向け融資で、世界最大の金融大手「デクシア」に対する、公的支援の検討に入った。総資産約90兆円の大型銀行です。東京にも'06年末に進出し、都道府県に融資を行っている。(毎日紙'08・9・30から)

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2008年9月21日 (日)

日銀スタッフの皆さん,週末も休み無くご苦労さんです。米国不良資産買上問題の行く末 '08・9・21 

  世界のお金の動きを巡り、日米欧が、週末平穏な時に相互連絡をとり、必死の調整を行われていると思います。こんな大きな変動は、アメリカ元FRB議長グリーン・スパンさんじゃないけれど、100年に一度の大きなうねりです(ということは、ブラッく・マンデーといわれたアメリカ株価大暴落{1929年}よりも、大変ということ)。日銀の皆さん、日本の通貨防衛のため、今は米ドルのバックアップのため、安心して国の人々が過ごせるよう、最善を尽くしてください。

  さて、’08・9・21日付けの新聞で、またこだわるようですが、朝日紙は53兆円、日経紙は75兆円、という見出しが踊りました。

  テーマは、アメリカが国内の金融機関が保有する、不良資産(サブプライムからいっぱい派生している、米国内住宅関連証券化商品)を、いよいよ政府が買上するという話です。どこの世界でも情報をリークし、関係者の反応を確かめるのは常道ですから、この度の新聞の違いはあっても当たりまえと思います。

  ただし、日経紙にはっきりと記事がでているのは、米国内で保有されているものが対象で、海外の金融機関が保有するものは対象外とする。

  日銀は、初めてドルベース600億ドルの特別融資を決めています。

  アメリカに振り回されることはある程度仕方がありません。が、この度の仕打ちは相当我儘がでています。わがままは、うらを返せば、”甘え”ですがね。

  たくさんの優秀なスタッフが、懸命に対応策を練り、努力をし続けておられると思います。不眠不休などは、頭脳を狂わせます。休む時は休み、努めてください。

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2008年9月19日 (金)

日銀の資金出動が今週4日間で10兆円、別途ドル建て600億ドル(約6兆円) '08・9・19

   日銀の国内への資金供給は9月16日~19日の4日間で、10兆円に達している。

   これとは別にドル建てで、600億ドルを投入する。

   新聞論調も、世界から資金の出してとしての、日本を注目などと言っていますが、今の世界各国を見渡して、頼りにされるのは日本が強く意識される。

   冷静に、相対的な彼我の力をみて、もっと自信と確信を持って、事態を見ると共に、今後の具体的な政府・日銀、企業の取り組みを、見守りたいと思います。

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日銀白川総裁 9月18日&19日日経紙ほかより 基本スタンスと緊急対応鮮やかに

  身辺雑事があり、ブログ投稿が遅れました。

  日銀総裁白川方明さん着々と、足許をみながら、先を見据え、緊急対応もこなされています。

  国内の経済情勢について、「日本経済は設備、雇用面での過剰を抱えているわけでなく、国際商品市況が落ち着き、海外経済も減速局面を脱するにつれて次第に穏やかね成長経路に復す」と、落ち着いたコメントを発せられています。中長期を見据えたこのコメントを基に、足許はしっかりとしているとの思いだと思います。

  政策金利の据え置き、”0.5%”を決定。

  アメリカの金融不安に対応して、9月16日日本にとって連休明け初日に日米欧連携し、おのおの国内向けに緊急出動した。その時の各々の対応出動金額を思い出してください。

 日本;2.5兆円  アメリカ;7兆円  欧州;5兆円

  その後連日出動がありましたが、引き続いて今回の”ドル”ベースでの出動です。エリアごとに、

 日本;600億㌦ 欧州(ECB);550億㌦ 英国);400億㌦ カナダ;100億㌦ スイス;150億㌦

  合計1800億㌦(約18.5兆円)。

  いいたいことは、対外的にドルの信認をサポートする場面では、日本の位置づけが大きくなっていると言うことです。俗な言い方をすれば、頼りにされているわけです。

  日本がどれほどこの局面で頼りにされているか,しっかりと見据え、わが国自らのビヘイビアを根本をしっかりとさせたいものです。

  国内の政治が、今求められていることは、先のブログでも述べましたが、目先の財政出動と、中長期をにらんだ、施策をウェイトの掛け損ないがないように、お願いしたい。

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2008年9月16日 (火)

日銀白川総裁 アメリカ経済の苦境に際してわが国の振る舞い ’08・9・16   

   13~15日の連休の間、アメリカの情勢が厳しさをまし、土曜には金融情勢で日本の揺るぎがないと早々にコメントが出され、休むまもなく、各種情報かくにんやら、今後の対応とか、ご苦労さまでした。

   休み明けには朝から、短期金融市場に1兆5000億円を即日供給する公開市場操作(オペ)を実施。金融収縮不安の広がりを防ぐ狙いがある。

   アメリカはFRBが7兆3000億円を、ECB(EU)は4兆5600億円を、おのおの資金供給している。連絡よく、同時に。

   急遽開催された”金融関係閣僚等懇談会”に出席し、目先の金融面での対応を確認しておられる。

   今日午前中の日銀総裁白川さんのコメント、落ち着いたものでして、

   「影響を注視しつつ、引き続き金融市場の安定に努めていく」。

勿論、政府首脳全員が、同じようなコメントで、国内の不安がないことを強調している。

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2008年9月11日 (木)

日銀白川総裁 澄田元日銀総裁の訃報に接してのコメント

  白川方明総裁は、澄田さんが総裁就任時に、「中央銀行の筋道については、頑固に時には愚直に信念を貫いていきたい」語られたと、回顧されている。ご冥福を祈られています。

  但し、すぐ横のコメント欄では、中曽根元首相が1980年代バブルを到来させたのは、澄田総裁の低金利政策が影を落としている。とのコメントです。

  日銀内部の人間からは、いえませんよね。

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2008年9月 3日 (水)

日銀白川総裁 9月2日名古屋での記者会見「市場・経済への影響注視」   

   名古屋での記者会見から。

   福田首相の辞任表明について、「こうした政治情勢が市場動向や日本経済にどんな影響を及ぼすか注意深く見守っていきたい」。

   原油価格の下落は「世界経済全体が少し減速している影響」と分析。

   国内景気は、「当面停滞が続く。経済・物価情勢を丹念に点検し、適切な金融政策運営に努める」。「下半期にかけて成長率が低下し停滞気味に推移する」。

   空席(副総裁一人、審議委員)の日銀人事について、「早く異例の事態が解消されることを願う」

   消費者物価の先行きを「しばらくは2%台半ばの上昇が続くが、商品相場が下落する想定で来年には下がる」日銀が中長期的に安定とする、0~2%程度の水準に収まるとの見通しを示した。

   こういう政治情勢変化のときに、きちっとコメントを求められる存在なのです。

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2008年8月27日 (水)

日銀白川総裁 8月25日大阪での記者会見「経済は難しい状況」   

   例により、大好きな日銀総裁白川方明さんのコメントです。

   出先大阪での記者会見です。「景気の停滞と、物価の上昇とう難しい状況に直面している」との認識を示した。

   今回の原油価格の高騰は「期間が長く、海外への所得流出に規模も大きい」と指摘し、「新しい価格体系に対応した経済・産業構造への転換」が必要だと強調した。

   消費者物価は「しばらくは上昇率は高めるが、価格引き上げが一巡するにつれ上昇率は低下する」。一方でインフレ心理の高まりなど、「二次的効果に注意する必要がある」と延べ、過度の物価上昇には警戒感を示した。

   以前にも申し上げましたが、日銀は先ず、国内の物価の番人であり、次には円価値の動向の掌握です。いつも気をつけて、一種定点観測的に追っかけていきます。おじさんも、好きだね!

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2008年8月21日 (木)

日銀白川総裁会見 8月19日の金融政策決定会合後景気判断下方修正

   日銀は、政府からの独立性を確保しているとはいうものの、数日前に読売紙が抜いたないようは、まさに政府とのすり合わせの過程で、漏れたと思います。日経紙は挙がっていない。

   出てきた内容は、またまた脚長おじさんが独断と偏見でものを言いますが、政府の考えは政治そのもので、目下の政治は次の総選挙しかかんがえていない。したがって、短期的には景気は下振れが激しいと言い、景気対策(お金;税金を使う)がしやすいように誘導したがっている。

   日銀は、短期的な見方では、目先「停滞」という表現を使った。これは前回’97~98年の景気後退局面での言葉と同じである。当面足元の判断は下方修正しているが、「設備・雇用面での調整圧力を抱えていない」として、今は調整が必要な局面ではないといっている。

   長期の視点で日本の「経済は大きく落ち込む可能性は小さい」と説明。

   「景気回復へのメカニズムの考え方は変わっていない」と強調した。

   サブプライム問題について、相変わらず慎重な発言だが、最近の問題認識は「アメリカの商業用不動産や消費者ローンの延滞率が上昇するなど、金融システムと実体経済のマイナスの相互作用が懸念される」と指摘した。

   別稿でも挙げますが、日本の景気立て直しに今何が大切か。

   短期的に繕いをし選挙区で人気取りをするだけでは困ります。

   ぼつぼつと、日本の経済の建て直しに、GDP(グロス ドメステイック プロダクツ;純国内生産力)全体を俯瞰し、個人消費とか、公的セクターの支出見直しとか、最低でも10年くらいは、政治としてにらみを利かしたビヘイビヤーが求められる。白川総裁が長期的な視点を持ってお考えと聞きまたまた心強く思います。

   脚長おじさんは、変わらず白川さんを応援します。

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2008年7月19日 (土)

日銀総裁白川さん昨日の講演から

      金融政策運営について、「景気と物価のリスクに注意が必要な局面で比重の差を設けていない。五対五だ。」と語った。最近の国際商品相場の上昇は「一時的(な現象)と考えるわけにはいかない。」「日銀を含め、多くの中央銀行は予想インフレ率の安定が確保されているかを重視している。」

      家計について「家計が実感としてとらえる物価上昇率は高くなっている。」国内経済については「当面減速を続けるとみられるが、深い調整局面に陥ることはない。」
       明らかに今までの日銀総裁のプレゼンと違っていると思います(物価に丁寧、優しくが伝わる)。物価情勢を注視する姿勢をみせている。円の番人、物価の番人。最近メディアへの露出が増えている。マイペースでこれからも進んでいただきたい。

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2008年7月16日 (水)

日銀白川総裁 昨日午後の会見

   日銀の独立性を堅持するという思いが伝わる。非常に淡々とした物言いの中に、自らも信ずるところと認識を,はっきりと表明されている。
   幸いにして、現下の国内政局が間近に選挙を控えていないことも煩わしさから解き放たれて時期にも恵まれたと思います。円の番人、信用の原点、白川さんの信頼の輪が広がり続きますように。

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2008年7月 7日 (月)

日銀白川方明総裁、応援歌!

  先ず、夕刊紙に掲載されるタイミングではなく、午後発表にすれば朝刊に掲載される。目に留まることが多くなる。ご検討を。
 白川さんの発言と思われる、ト書きを中心にします。
「国際商品市況の高騰が続くなど世界的にインフレ方向のリスクは高まっている」
「エネルギー・原材料高の影響などから減速している。」;国内景気について。
「当面減速が続くものの、その後緩やかな成長経路をたどると予想される。」;同上。
「サブプライムローン問題に端を発した不安定な状態が続いている。」;国際金融資本市場。
「金融市場・資産価格・実体経済の負の相乗作用がいつどのように収束に向かうのか不確実性が大きい。」;米国などをにらんで。
「全体として減益となり自己資本比率の上昇傾向が一服した。」「金融機関を取り巻く環境にも変化がみられる。」;国内金融機関について。
 脚長おじさんは、日本の通貨しか使いません、蓄えも同じです。円の価値の番人(極端なインフレで価値が目減りするなどとは、大困り。日本が敗戦でお札の価値が下がり、みんな困りましたよ。)は、日本銀行です。その責任者が”白川さん”です。お人柄とか拝見し(勿論マスコミ経由)今日本で頑張ってください。お願いします。

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