がん患者や医師らを対象にした「死生観」アンケート09年1月15日日経紙に触れて
がん患者や医師らを対象にした、“死生観”に関するアンケート調査
;東大研究グループ宮下光令講師らによる 日経紙09/1/15社会面
;脚長おじさんの思うことと併せて
◎始めに、脚長おじさんは、08年2月の大腸がん摘出手術後の化学療法(経口抗がん剤“ゼローダ錠”服用)を、半年間延べ8クールに渡って受けました。現在は、一年後に当る09年2月の、精密検査受診待ちの状態にあります。
このおじさんが、だい6クール前の主治医との問診の際に、8クール終了以後の化学療法継続についての方針は、患者の考え方次第ですと話がありました。当時、相当程度抗がん治療に対する理解が進んできていましたので、冷静に聞きとめました。そして、昨年11月のテニス仲間からの助言を聞く機会がありました。「薬はやめなさい、免疫療法に関することを研究し実行しなさい」でした。このお話をしているすぐ横に、セカンド・オピニオンを求めた先生がおられ、はらはらしたのですが、この大先生は、沈着冷静で、それは患者が決めることです。いわく、医師とは言っておられないのです。
2度の、治療継続方針に関わるお話に出会い。脚長おじさんは、ほぼ自分の方針は決まりました。しかし、最後まで考えることは続くだろうと思います。
● さて本題の記事の纏めです。望ましい“死”を迎えるために。
終末期医療に役立てる狙いで調査。東大病院の放射線科外来に受診中のがん患者と同病院でがん治療に携わる医師、看護師ら計1,138人が回答した。
① 「最後まで病気と戦うこと」が重要と回答したのは;
がん患者は;81%。
医師は ;19%
看護師は ;30%
② 「やるだけの治療をしたと思えること」が重要という回答について;
がん患者は;92%
医師は ;51%
看護師は ;57%
「体に苦痛を感じないこと」、「家族と一緒に過ごすこと」などは、患者も医師も大半が重要とし、差はなかった。
調査した宮下光令講師は「医療従事者の回答は、現実や実現可能性を反映していると思えるが、自らの価値観と患者らの価値観が必ずしも一致しないことを自覚すべきだ」と話している。
◎ 脚長おじさん;再登場します。昨夜(09年1月14日)市川団十郎さんの脊髄がん(白血病)治療の壮絶なお話が、ご自身が作られたビデオ日記の放映を通じて伝えられました。
数年前の“パリ”公演を控えた治療、全治したとして息子さんと公演に無事参加、パリっ子に歓迎された。がしかし、一年後に再発しまたまたすざましい治療の継続があり、無事退院目下自宅で、公演活動を続けるための準備に入っておられる。
脚長おじさんは、この話を通じて思うことは、勿論自分のことも踏まえてですが、果たして“がん”という病気は根治されるのか?また、なんのために根治するのか?という問い掛けです。
患者は、病気になれば、完治を期待して医師の下に行きます。自分の期待と、家族の期待を含めて。医師は、研修研鑽をする中で、この期待に沿うことが命題となっておられる。ありがたいことです。
ところが、“がん”については、果たしてどうなのか。常に聞かされる医師の判断は、何%の確率で完治の見込みがあります。という回答です。団十郎さんもまたしかり。完治できないとおっしゃっているのです。
生きることを続けること、治療を受けること、治療をしていただくこと、基本的になにを考えて治療を行うのか、受けるのか。
患者は充分がんを理解し、医師も真正面から患者に対する。深い理解に根ざす両者の関係を、構築できることが大切ではありませんか。
進み続ける医学の目指す方向は、人造人間を作って永遠の生命の創出を図ることなのだろうか。
「生あるものは、滅ぶ。命あるものは、絶える。」
いかに死ぬべきかを考えるのは、えらいことです(関西弁)。
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